会社を大きくする意味とは？教科書では教えてくれない「会社のゴール」を考える【成長の本質】
こんにちは、上田巧です！
今回は「会社の成長」をテーマに、教科書やビジネス書では触れられない「本当の会社のゴール」についてお話ししたいと思います。事業を行ううえで、「売上を上げて、利益を増やし、どんどん会社を大きくしていきましょう！」というフレーズはよく耳にすることでしょう。確かに、売上や利益が増えることは会社にとってプラスであり、成長の証とも言えます。しかし、「会社を大きくすること」が本当に全ての事業のゴールなのでしょうか？
今回は、このテーマを深掘りし、会社の成長の本質について考えていきたいと思います。
では参りましょう！
会社を大きくする意味とは？【経営者が見失いやすい「成長の目的」】
「会社を成長させていくこと」は多くの事業書や経営指南書で絶対に必要なこととされています。売上が増えれば利益も増え、従業員数が増えれば事業の影響力も大きくなります。確かに、会社が成長することで、雇用を生み出し、社会や地域に貢献することは間違いありません。
しかし、そこで重要なのは「なぜ会社を大きくするのか」という問いです。多くの場合、経営者の「憧れ」や「名誉」が成長の原動力になっていることがあります。「自分の会社を有名にしたい」「上場して、いっぱしの経営者として世間に認められたい」という動機が背後にあることも少なくありません。
私自身も、事業を立ち上げた当初は「どんどん会社を大きくしよう！」という思いを持っていました。しかし、その過程で「大きくすること自体が目的になってしまっていないか？」という疑問を抱くことがありました。会社を大きくすることは手段に過ぎず、最終的なゴールではありません。成長を目指して突き進むうちに、何のために事業を始めたのか、その本来の目的を見失ってしまうこともあります。そんなときは、会社を大きくすることが「本当に自分の目的を達成する手段なのか」を問い直す必要があります。
教科書では教えてくれない「会社のゴール」【成長だけが正解ではない】
大事業を拡大することは一見、成功の道のりに見えます。しかし、「事業を拡大し続けることが自分の人生にとって本当に必要か？」と考えたことはあるでしょうか？教科書やビジネス書は「成長がすべて」と謳いますが、現実はそう単純ではありません。多くの事業は小規模なチームで始まり、やがて人手が足りなくなったタイミングで従業員を増やし、さらに設備投資を行うようになります。その結果、資金繰りを安定させるために、売上をさらに増やし続けなければならなくなり、いつの間にか「会社を回すこと自体」が目的となってしまうのです。
ここで注意したいのは、「成長のサイクルに入ると、次第に自分のゴールを見失いやすくなる」という点です。例えば、会社の規模を拡大するために借り入れを増やし、その返済のためにさらに利益を追求する。このようなサイクルに入ると、当初の目的が「事業の拡大自体」にすり替わってしまいます。「生きるために働く」ことが「働くために生きる」に変わってしまうように、事業の本質を見失わないためには、常に自分がどこに向かっているのかを確認することが大切です。
自分の「会社のゴール」を再確認する【事業を行う本当の目的を見つける】
事業を始める際、誰もが明確な目標を持っていたはずです。私の場合、「自分の人生を誰にも支配されたくない」という思いが、事業を起こす原動力でした。しかし、時間が経つにつれて、経営者仲間や世間の声に流され、「会社を大きくすること」がいつの間にか目的になりかけていました。皆さんも、同じような経験をお持ちではないでしょうか？「会社を大きくすること」自体が目的ではなく、元々の目標を達成するための手段に過ぎないことを忘れてはいけません。
教科書には、決してあなたのゴールは書かれていません。教科書に書かれているのは「理想の経営モデル」や「成功のステップ」に過ぎず、あなた個人の目的や価値観を反映したものではありません。
「あなたのゴール」はあなたの中にしかありません。
だからこそ、成長の途中で「なぜこの事業を始めたのか？」を自問自答することが必要です。そして、会社の成長があなたの人生にとって本当に必要なものであるかを見極めることが大切です。
まとめ：成長は手段であって目的ではない！自分の「ゴール」を見失わない経営を
結論として、事業の成長は素晴らしいことですが、それが自分のゴールであるとは限りません。教科書に書かれた「成長のステップ」を追い求めるのではなく、自分自身が何を目指しているのか、その目的に対して成長が必要かどうかを冷静に判断しましょう。会社を大きくすることが、必ずしもすべての経営者にとって正解とは限りません。
だからこそ、成長というプレッシャーに流されず、自分のゴールを常に意識しながら、納得のいく事業運営を目指してください。
皆さんも一度立ち止まり、自分のゴールを再確認してみてくださいね。
ではまた！
